- 配管の種類を確認し選定したい
- 配管材質ごとの特性を知りたい
- 配管ごとの使用箇所を確認したい
配管工事を実施する上で、材料の選定に悩まれている方は大変多いです。
エムケー商事株式会社は、10年以上室蘭の製鉄プラントや北海道内の発電プラントに配管を納めてきました。
そんな配管のプロフェッショナルである弊社が、配管の種類について網羅的に解説します。
わかりやすい表を作成しておりますので、あなたの工事の材料選定のお役に立てるはずです。
配管材料種類比較一覧表
主要な配管について下記のとおり、まとめました。
種類 | 通称・記号 | 名称 | 使用箇所 | 規格 | 接続方法 | |
鋼管 | SGP | 配管用炭素鋼鋼管 | 黒管 | 屋内配管 プラント配管 蒸気配管 |
JIS G 3452 | ねじ 溶接 フランジ ハウジング |
白管 | 屋外配管 プラント配管 水配管 |
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SGPW | 水配管用亜鉛めっき鋼管 | 水道管 | JIS G 3442 | |||
STPG | 圧力配管用炭素鋼鋼管 | 黒管 | 屋内配管 プラント配管 冷暖房配管 高温水配管 高温蒸気配管 |
JIS G 3454 | ||
白管 | 屋外配管 プラント配管 冷暖房配管 高温水配管 高温蒸気配管 |
|||||
ステンレス鋼管 | TPD | 一般配管用ステンレス鋼管 | 蒸気配管 | JIS G 3448 JWWA G115 |
フランジ 拡管 プレス ハウジング |
|
TBS | ステンレス鋼サニタリー管 | 薬品配管 | JIS G 3447 | ヘルール | ||
TP TPS |
配管用ステンレス鋼管 | 水道配管 プラント配管 |
JIS G 3459 | フランジ 溶接 |
||
TPY | 配管用溶接大径ステンレス鋼管 | プラント配管 冷凍工業 石油化学工業 |
JIS G 3468 | 溶接 | ||
ポリ塩化ビニル ライニング鋼管 |
D-VA DVLP |
排水用硬質塩化ビニル ライニング鋼管 |
下水道配管 | WSP 042 | 排水管可とう継手 | |
VLP VLGP LP |
水道用硬質塩化ビニル ライニング鋼管 |
SGP-VA | 給水配管 屋内配管 |
JWWA K 116 | ねじ フランジ |
|
SGP-VB | 給水配管 屋外配管 |
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SGP-VD | 給水配管 地中埋設配管 屋外配管 ピット内配管 |
|||||
SGP-HVA H-LP |
水道用耐熱硬質塩化ビニル ライニング鋼管 |
給湯配管 冷温水配管 |
JWWA K 140 | |||
硬質ポリ塩化ビニル管 | HIVP | 耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管 | 埋設配管 | JIS K 6741 | 差込 フランジ 冷間熱間 |
|
VP VU |
硬質ポリ塩化ビニル管 | 給水配管 排水配管 |
||||
銅管 | CP C1220 |
配管用銅管 | 給水配管 給湯配管 冷温水配管 ガス配管 |
JIS H 3300 | はんだ ろう フレア プレス メカニカル |
|
- | 被覆銅管 | 空調冷媒配管 給水配管 給湯配管 冷温水配管 |
JCDA 0009 | |||
鉛管 | LP | 排水通気用鉛管 | 排水配管 通気配管 |
JIS H 4311 | はんだ メカニカル |
|
鋳鉄管 | CIP | 鋳鉄管 | 水道配管 ガス管 |
- | 可とう継手 | |
DIP | ダクタイル鋳鉄管 | 水道配管 | JDPA G 3005 | ゴム輪接続 | ||
コンクリート管 | PL PU |
プレキャスト 鉄筋コンクリート製品 |
側溝 | JIS G 5372 | モルタル接合 ゴム輪接続 |
|
HP | 遠心力鉄筋コンクリート管 | 下水道配管 灌漑水路 雨水管 |
||||
ポリエチレン管 | PE | 一般用ポリエチレン管 | 埋設配管 給水配管 ガス配管 プラント配管 水道配管 |
JIS K 6761 | 電気融着 | |
- | 水道用ポリエチレン管 | 埋設配管 上水道配管 |
JWWA K 144 | |||
PP WPE |
水道用ポリエチレン二層管 | 埋設配管 屋外配管 |
JIS K 6762 | |||
ポリブデン管 | PBP | 一般用ポリブデン管 | 屋内配管 水配管 |
JIS K 6778 | メカニカル継手 電気融着 |
|
- | 水道用ポリブデン管 | 屋内配管 水道配管 |
JIS K 6792 | |||
橋架ポリエチレン管 | - | 一般用橋架ポリエチレン管 | 屋内配管 水配管 |
JIS K 6769 | 電気融着 | |
- | 水道用橋架ポリエチレン管 | 屋内配管 水道配管 |
JIS K 6787 |
エムケー商事株式会社では、様々な種類の配管についてお取り扱いできます。お困りの際はお気軽にお問合せください!
SGP配管(配管用炭素鋼鋼管)
SGPは「Steel Gas Pipe」の頭文字です。使用圧力が比較的低い配管に用いられます。
主に蒸気、水、油、ガス、空気などの流体に使用するのが一般的です。
SGPには2種類があります。
- SGP黒管
- SGP白管
SGP黒管(黒ガス管)
黒ガス管は亜鉛メッキが施されていない、素の状態の配管です。
主に蒸気配管に使用されます。
SGP白管(白ガス管)
SGP白管は配管の内側と外側の表面に亜鉛メッキをどぶ漬けしたものです。
水を取り扱う配管に使用されます。
SGPW(水配管用亜鉛めっき鋼管)
SGPWは「Steel Gas Pipe Water」の頭文字をとったものです。
規格
JIS G 3442
白ガス管同様、配管の内側と外側表面に亜鉛めっきが付着しています。
白ガス管との違いは、付着量のJIS規定があるかどうかです。
亜鉛メッキの付着量は550kg/m2以上、2個の平均値600kg/m2という規定となっています。
Wメッキとも言われており、耐食性が強く、水道管に使用されます。
SGP配管については、下記の記事でさらに詳しく網羅的に解説しています。
>>【SGP配管】配管用炭素鋼鋼管【規格・価格を比較表で完全ガイド】
SUS配管(ステンレス鋼管)
SUSは「Steel Use Stainless)の略です。ステンレス、ステン、サスと呼ばれます。
SUS配管はクロムが10.5%以上含まれている合金鋼です。
炭素鋼鋼管と比較して、高価ではありますが、腐食や強度、リサイクルに優れているのが特徴。
SUS配管を細かく分類すると、31種類ほどありますが、主に以下の4種類を解説します。
- 一般配管用ステンレス鋼管
- ステンレス鋼サニタリー管
- 配管用ステンレス鋼管
- 配管用溶接大径ステンレス鋼鋼管
TPD管(一般配管用ステンレス鋼管)
TPDは「Tube Pipe Domestic」の略です。
薄肉管なので軽量であり、拡管加工やフレア加工が容易であることが特徴です。
規格
- JIS G 3448:SUS-TPD
- JWWA G115:水道用ステンレス鋼鋼管
TPD管には以下の4種類があります。
- SUS304TPD
- SUS315J1TPD
- SUS315J2TPD
- SUS316
TPD管が使用されている配管は以下のとおりです。
- 給水、給湯、排水、冷温水:SUS304TPD
- 温水配管:SUS315J1TPD、SUS315J2TPD
- 腐食環境中配管:SUS316TPD
酸性の廃液は腐食が起こる可能性があるため使用しません。
TBS管(ステンレス鋼サニタリー管)
TBSは「Tube Sanitary」の略です。
規格
JIS G 3447:SUS-TBS
TBS管は主に衛生管理が重要な酪農、食品、薬品などの製造に使用されます。
内面に研磨処理が施された配管で、通常のSUS管より汚れがつきにくいのが特徴だからです。
接続方法はヘルール継手(サニタリー継手)。
ヘルール接続は液だまりを起ここしにくく、分解しやすいのが特徴です。
TBS管は食品、薬品など、配管内の汚れに厳しい配管として採用される配管です。
TP管(配管用ステンレス鋼管)
TPは「Tube Pipe」の略です。
TP菅はTPD管(一般配管用ステンレス鋼管)より肉厚です。
規格
JIS G 3459:SUS-TP
TPには以下の2種類があります。
- TP-A:Tube Pipe Arc welding
- TP-S:Tube Pipe Seamless
TP-A管はアーク溶接で製造されたTP管で、溶接線の継ぎ目がある状態です。
TP-S管はシームレス管と言い、継ぎ目がない状態。
現在はTP-A管よりもTP-S管を使用する場合が多いです。
配管の寿命が長いからです。
TP-S管にはさらに以下の2種類があります。
- TPS-H管:高温用
- TPS-C管:低温用
TPY管(配管用溶接大径ステンレス鋼鋼管)
TPYは「Tube Pipe Yousetsu」の略です。
TPY管は配管用ステンレス鋼管の350A以上の溶接用の配管です。
規格
JIS G 3468:SUS-TPY
耐食用、低温用、高温用などの配管に使用します。
STPG配管(圧力配管用炭素鋼管)
STPGは(Steel Tube Pipe General)の略です。
主に蒸気などの圧力配管に用います。
スケジュール管とも呼ばれます。スケジュール(Sch)とは管の厚みを表す規格。
高圧に耐えられるよう管が肉厚であることが特徴です。
スケジュールナンバーは以下の通りです。
- sch10
- Sch20
- Sch30
- Sch40
- Sch60
- Sch80
スケジュールが大きくなるほど、肉厚が厚くなり、使用圧力が上がります。
よく使われるのがSch40(スケヨン)、Sch80(スケハチ)です。
蒸気ドレンなどにはスケハチを使用します。
SGP、SUS同様、以下の2種類があります。
- シームレス:STPG 370 S
- 電縫管:STPG 370 E
蒸気配管にはシームレスを使用するのが一般的です。
腐食、肉厚が大きいので、寿命が長いからです。
また、SGP同様亜鉛メッキの有無に応じて黒管と白管があります。
- STPG白
- STPG黒
屋外配管にはSTPG白、屋内配管にはSTPG黒を使用するのが一般的です。
引っ張り強さにより以下の2種類があります。
- STPG 370
- STPG 410
地域冷暖房(DHC)、配管・高温水配管、高音蒸気管などにはSTPG管を使用するのが一般的です。
DVLP(D-VA)配管(排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管)
DVLPはSGPの外側に一次防錆塗装、内側に硬質塩化ビニルをライニングした配管です。
規格
WSP(日本水道鋼管協会)042
DVLPの正式名称は「エスロンDVLP」。メーカーは積水化学工業株式会社です。
同規格製品の他メーカーは下記のとおりです。
- JDLP:JFEスチール株式会社
- キーロンDL:株式会社協成
上記の様にメーカーによって名称が違いますが、D-VAが統一された配管記号となります。
また、排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管には3種類あります。
- D-VA:外面が一次防錆塗装
- D-VB:外面が亜鉛めっき
- D-VD:外面が硬質ポリ塩化ビニル皮膜
DVLPは主に排水用に使用されます。
配管内面が樹脂系の皮膜なので、腐食に強いとされていますが、熱に弱いという特徴があります。
接合には排水管可とう継手(MD継手等)などを使用。
薄肉でネジを切ることができないためです。
VLP・VLGP配管(水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管)
VLPはDVLP同様、SGPの内面に硬質塩化ビニル管をライニングしたものです。
DVLPとの違いは硬質塩化ビニルのライニングが厚いということ。より腐食に強い配管と言えます。
LP管とも言います。
規格
JWWA K 116
また、配管内のスケール等の付着がほとんどありません。
平滑な硬質塩化ビニルで摩擦抵抗が小さいからです。
そのため、主に高い圧力が必要で大きな建物(住宅、ビル、工場など)の給水用の配管として使用されています。
接続方法はネジ接続で、管端防食継手を使用します。
VLPは日本製鉄株式会社の登録商標です。
他メーカーの登録商標は下記の通り。
- JLP:JFEスチール株式会社
- エスロンLP:積水化学工業株式会社
- キーロンLP:株式会社協成
規格・種類は以下の3種類です。
- SGP-VA:外面は一次防錆塗装
- SGP-VB:外面は亜鉛メッキ
- SGP-VD:外面は硬質ポリ塩化ビニル被覆
SGP-HVA・HLP(水道用耐熱硬質塩化ビニルライニング鋼管)
SGP-HVAはSGPの内面に耐熱性硬質ポリ塩化ビニル被覆をライニングした配管です。
DVLP、VLPと違いは耐熱性です。
DVLPは60℃まで、VLPは40℃までですが、SGP-HVAは85℃まで使用可能となっています。
SGP-HVAは主に給湯、冷温水配管用として利用されています。
規格
JWWA K 140
VP・VU(硬質ポリ塩化ビニル管)
硬質ポリ塩化ビニル管は樹脂系の配管ではもっとも一般的な配管です。
VPは「Vinyl Pipe」の略。VUは「Vinyl Usuniku」の略です。
規格
JIS K 6741
主に、大型建造物の埋設部分、一般住宅に使用されています。
メリットとデメリットについて下記のとおりまとめました。
メリット
- コストが安い
- 施工性に優れている
- 軽量である
- ネジキリが必要ない
- 切断が容易
- 腐食に強い
- 薬品耐性あり
デメリット
- 有機溶剤に弱い
- 凍結、熱に弱い
- 紫外線に弱い
硬質ポリ塩化ビニル管の種類は以下のとおりです。
- VP:一般管
- VU:薄肉管、下水道用
- VPW:水道用
- HIVP:耐衝撃性
- HTVP:耐熱性
- RF-VP:リサイクル
- FDP:排水通気用耐火二層管
それぞれの特徴や詳細については別記事で解説します。
CP,C1220(銅管)
銅または銅合金から製造された配管です。酸素を除去した純銅(リン脱酸銅)が用いられています。
主にエアコンの空気、冷媒配管、飲料水の給水管に使用されています。
規格
- JIS H 3300 日本工業規格
- JWWA H101 日本水道協会
メリットとデメリットについてまとめました。
メリット
- 加工性が高い
- 耐食性が良い
- 耐熱温度100℃程度
デメリット
- 高価
- 強度が低い
- 局部腐食による穴あき(ピンホール)が起きやすい
- 埋設には使用できない
接続方法は、継手、ろう付けがあります。
継手は以下の3種類。
- フレア加工
- 圧着継手
- メカニカル継手
ろう付けの種類は2種類。
- 軟ろう付(はんだ、ソルダー接合)
- 堅ろう付
上水に利用する場合は鉛レスのろう材が必要です。
使用するバルブは以下の2種類です。
- 青銅(砲金)
- 黄銅(真鍮)
上水に利用する場合は鉛レスのバルブが必要となります。
本記事では以下の2種類の配管について解説します。
- 配管用銅管
- 被覆銅管
CP,C1220(配管用銅管)
配管用同館は主に衛生配管(給水、給湯)、空調配管(冷温水)、医療ガス配管、ガス配管で使用される配管です。
給水、給湯、冷温水配管は断熱、結露防止のために保温が必要となります。
被覆銅管
銅製の配管外面に樹脂の被覆やポリエチレン保温材をセットした配管です。
接続方法は、ハンダ付けが主流です。
給水、給湯、冷温水配管や、空調機の室内機、室外機をつなぐ冷媒配管で使用されています。
LP(鉛管)
鉛管は鉛で製作された配管です。鉛管は腐食しにくいのが特徴。
表面がサビて皮膜を作るからです。
また、鉛管は柔らかいので加工しやすく、耐酸性が大きいのも特徴です。
水道管、ガス管、酸性液体、排水管などで使用されています。
ただ、水道管については1995年から上水で利用することを禁止されています。
鉛中毒による健康被害を防止するためです。
たとえば、長時間水道を使わない場合は鉛が水に溶け出すおそれがあります。
そのため、現在においては、水道用鉛管は極力撤去し、他の上水用の配管に取り替えをしています。
また、コンクリート埋設部分に使用する場合は被覆が必要です。
アルカリに侵食されるためです。
鉛管の種類としては以下の3種類が挙げられます。
- 一般工業用鉛および鉛合金管
- 水道用ポリエチレンライニング鉛管
- 排水・通気用鉛管
CIP(鋳鉄管)、DIP(ダクタイル鋳鉄管)
鋳鉄管は鋳鉄製の配管です。
鋳鉄管には以下の4種類があります。
- 鋳鉄管
- ダクタイル鋳鉄管
- 水道用ダクタイル鋳鉄管
- 排水用鋳鉄管
鋳鉄管の特徴は以下のとおり。
- 鉄や鋼と比較して強度、硬度が高い
- 電気抵抗が高く腐食に強い
- 衝撃に弱い
主に水道配管、ガス管に使用されていました。
ただ、衝撃に弱いというデメリットから、昭和30年代を境に鋳鉄管は利用されていません。
現在はダクタイル鋳鉄管が利用されています。
コンクリート管
コンクリート管は、鉄筋コンクリートから製造された配管です。
規格
JIS A 5372
特徴は下記のとおりです。
- 大型で重量が重い
- 施工が大変
- 外圧に対する強度が高い
主に上下水道の埋設管で使用されています。
コンクリート管には以下の2種類があります。
- プレキャスト鉄筋コンクリート
- 遠心力鉄筋コンクリート
プレキャスト鉄筋コンクリート製品
プレキャスト(工場製造)工法で製造された配管です。
形状は箱型となっています。
コンクリート側溝に使用されています。
遠心力鉄筋コンクリート管
筒型のコンクリート管です。
規格
JIS A 5303
遠心力を利用して製造されています。
ヒューム管とも言います。
延伸鉄筋コンクリート管には2種類あります。
- 外圧管
- 内圧管
外圧管は下水道などの内圧がかからない配管に使用。
内圧管は上水道などの内圧がかかる配管に使用されています。
鉄筋コンクリート管と比較した特徴は以下の3つです。
- 高い品質と強度
- 高強度で漏水が少ない
- 軽くて扱いやすい
遠心力鉄筋コンクリート管は、主に下水道管、灌漑水路、雨水管などで使用されています。
ポリエチレン管
ポリエチレンから製造された樹脂系の配管です。
主に埋設管として使用されています。
ポリエチレン管の特徴は下記のとおりです。
- サビが発生しない
- 軽量
- 施工が容易
- 摩擦抵抗が少ない
- 耐薬品性が高い
- 衝撃に強い
接続は電磁融着で行います。
施工に時間がかかるものの、衝撃に強いのが特徴です。
ポリエチレン管の種類としては、下記のとおりです。
- 一般用ポリエチレン管
- 水道用ポリエチレン管
- 水道用ポリエチレン二層管
ポリブデン管
ポリブデンから製造された樹脂系配管です。
特徴としては以下の通りです。
- 内圧強度が高い
- 衛生的
- 内面が滑らか
- 施工性が高い
- 保温・保冷効果がある
- 対薬品性・電気絶縁性が高い
- 曲げても割れにくい
- 軽量で取り扱いやすい
- 継手からの水漏れが少ない
- 耐候性が低い
温水配管、床暖房配管、配管の器具へのつなぎ込み部分で多く利用されています。
また、マンションなどの集合住宅では、さや管ヘッダー工法で取り付けを行うのが一般的です。
工法の種類としては以下の4種類です。
- さや管ヘッダー工法
- ヘッダー工法
- 先分岐工法
- 線ぴ(モール)
接続方法は以下の2種類です。
- メカニカル継手
- 電磁融着接続
ポリブデン管は以下の2種類があります。
- 一般用ポリブデン
- 水道用ポリブデン
橋架ポリエチレン管
橋架ポリエチレン管は、樹脂系の配管です。
特徴について、以下のとおりまとめました。
- 有害な化学物質を出さない
- 耐候性がない
- 可とう性が高い
- 衛生的
- 耐衝撃
- 軽量
- 接続が容易
- 曲げても割れにくい
- 継手からの水漏れが少ない
主に屋内の水道、給湯、床暖房配管や配管の器具へのつなぎ込み部分で多く利用されています。
橋架ポリエチレン管の種類は以下の2種類です。
- 一般用橋架ポリエチレン管
- 水道用橋架ポリエチレン管
まとめ:配管材料種類一覧【26種類を表にまとめて徹底比較】
以上、配管の種類について網羅的にまとめました。本記事にてご紹介した配管については以下の通りです。
- SGP:配管用炭素鋼鋼管
- SGPW:水配管様亜鉛メッキ鋼管
- STPG:圧力配管用炭素鋼鋼管
- TPD:一般配管用ステンレス鋼管
- TBS:ステンレス鋼サニタリー管
- TP,TPS:配管用ステンレス鋼管
- TPY:配管用溶接大径ステンレス鋼管
- D-VA,DVLP:排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管
- VLP,VLGP,LP:水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管
- SGP-HVA,H-LP:水道用耐熱硬質塩化ビニルライニング鋼管
- HIVP:耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管
- VP,VU:塩化ビニル管
- CP,C1220:配管用銅管
- 被覆銅管
- LP:排水通気用鉛管
- CIP:鋳鉄管
- DIP:ダクタイル鋳鉄管
- PL,PU:プレキャスト鉄筋コンクリート製品
- HP:遠心力鉄筋コンクリート管
- PE:一般用ポリエチレン管
- 水道用ポリエチレン管
- PP,WPE:水道用ポリエチレン二層管
- PBP:一般用ポリブデン管
- 水道用ポリブデン管
- 一般用橋架ポリエチレン管
- 水道用橋架ポリエチレン管
各配管についてはさらに詳細ページをご用意していきますので、みなさまのお役に立てれば幸いです。
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